FXについてのまとめ其の二。
昨日に引き続きこんにちは!
FX勉強中の高嶺カンナです!
昨日、ざっくりとFXについてまとめましたが、
そんな単純にいかないのがお金の世界なんですね・・・。
前回、
1ドル100円の時に、レバレッジ10倍で10万円が10000ドル(100万円)にできる
という例を出しました。
そして、
1ドル90円の時に、その10000ドルを売ったら、
最初に持っていた10万円がなくなってしまった!
という、損失のデモを書きました。
しかし、実際にそんなハイリスクだったら、みんなやりません!
FXには、損失を最低限に抑える仕組みがあります。
それが、マージンコールです。
例えば、
1ドル=100円の時に
レバレッジ10倍で、米ドルを10万円分買ったとします。
この時点で、証拠金は10万円です。
しかし、
1ドル=95円になってしまうと、
5万円の損失になってしまいます。
↓↓↓↓↓
【1ドル=100円】
証拠金10万円(1000ドル)×レバレッジ10倍=10000ドル(100万円)
⇓
【1ドル=95円】
10000ドル(100万円)×95円=95万円
⇓
5万円損失
もしこのタイミングで決済した場合、5万円の損失が出てしまう・・・
この場合『含み損が5万円出てしまう』と言います。
ここで、マージンコールがかかります。
証拠金維持率とは?
⇒証拠金を現在どれくらい維持出来ているかの割合。
(証拠金-含み損)÷証拠金×100=証拠金維持率
証拠金10万円が7万円になってしまったら、証拠金維持率70%
証拠金10万円が5万円になってしまったら、証拠金維持率50%
証拠金10万円が3万円になってしまったら、証拠金維持率30%
「最低でもこれくらいは維持しててね」という割合を
必要証拠金維持率(=ロスカットレベル)という。
マージンコールとは?
⇒証拠金維持率が一定以上下がった場合に発生する。
大変!!証拠金維持率下がっちゃってるよ!!
といった警告です。
マージンコールがかかったら?
⇒既定の拠金維持率になるまで入金する。
もしくは、一部を決済して、
マージンコールがかからないレベルになるまで取引の規模を小さくする。
マージンコール後、何もしなかったら?
⇒ロスカットされる。
ロスカットとは?
⇒強制決済されること。
取引会社としては、
100万円貸してあげるけど、結局は10万円の中で何とかしてほしいわけです。
10万円以上の損失が出てしまったら、100万円返してもらえなくなるわけなので、
なんとか10万円の中で、損失は抑えたいんです。
投資する側としても、10万円以上の損失は出したくないので、
マージンコールとロスカットは安心のシステムではないでしょうか!
証拠金が残り10万円(証拠金維持率100%)
証拠金が残り7万円(証拠金維持率70%)
※既定の証拠金維持率
証拠金が残り5万円(証拠金維持率50%)
※マージンコール発生、追加で入金するか、一部を決済して規模を小さくするか。
証拠金が残り3万円(証拠金維持率30%)
※必要証拠金維持率
これを下回った時に、ロスカットされ、強制的に決済される。
必要証拠金維持率、既定の証拠金維持率、マージンコール発生のタイミング、
全部取引会社によって違うので、会社を選ぶときは注意!!
もうちょっとまとめるつもりだったのに、なんというボリューム・・・。
次回は、FX単語帳!
分かんない言葉いっぱいある~~~!!!
高嶺カンナ
